第一話 誓いの日

それはまるで画家の目によって設計されたかのように確かに素晴らしいのである。Britainの北からCoveを抜け、東の海岸に位置し、大きな川が湾に流れ込む前で小さな河川に別れている。空気は涼しく、設計上のトリックかも知れないが、より光を含んでいるような気がする。運河は土地から自然に彫られたかのように延び、わずかな土地は多色の地衣類に覆われている。この街には芸術家、彫刻家と職人の一群が住みつき、そのお陰でVesperは宝石とも呼ばれている。Garrethの手紙より抜粋
俺の呼び掛けに多くの奴が集まってくれた。団員志望の夢の有る荒くれ者の他に、裁縫娘や資材屋、頑固な鍛冶屋のほか腐れ等、俺に協力してくれるそうだ。ありがたいこった。
しかし、今の現状を見る限り、この世界が無くなるかもしれんなどとは想像がつかないほど賑わっている。だが安易な金儲けを期待してきた連中はもうそろそろ挫折して去りつつあるようだ。今力を蓄えつつある悪党どもが一斉に活動を始めれば、なき帰る連中は今後さらに加速するだろう。
俺もここに来た直後は、この余りに厳しい現状に愕然とした。その日を過ごす金を稼ぐのに精一杯。海に出れる日も見えないお先真っ暗な状態だったが、ここに集まってくれた仲間と一緒なら、一歩一歩着実に前進することができるだろう。
仲間と話し合った結果、まずは安定した基盤を作るということで一致した。要は金と家だ。家がないことにはギルドを発足することもできんし、生産者が安定的に製品を売ることもできない。戦える者だけならば狩り場の近くに建てたらいいのだが、街で行商をしている者のことを考えると、やはり最初は街の入り口近くに建てた方がいいだろう。
戦える者は狩りに出て金と資源を調達する。それを生産者に渡し、製品として街で売る。完全な分業体制ができあがった。いい感じだ。共同で何かをやるってのはやはり楽しい。
さっそく仲間と狩りに出かけてみた。やはり仲間は多い方が良い。あっという間に10K稼いだ。こんな感じでいけばおれたちが海賊として海に出れる日はそう遠くはねえな。かなり希望が持てたぜ。
しかしべスパーは賑やかだ。これからもずっとこんな感じでいてほしいがな…。
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